松脂健康法

吾嘗患齒、搖動欲落、飲食熱冷、皆苦疼痛。見抱朴子牢齒之法、早朝叩齒三百下為良、行之數日、即便平愈、今恆持之。此輩小術、無損於事、亦可脩也。
凡欲餌藥、陶隱居太清方中總録甚備、但須精審、不可輕脱。
近有王愛州在鄴學服松脂、不得節度、腸塞而死、為藥所誤者甚多。
(『顔氏家訓』養生第十五)

顔之推先生は、歯痛に苦しんだが『抱朴子』の歯を鍛える方法を実践してみたところ歯痛が治ったんだそうな。


それに続いて、松脂を摂取するという養生法*1を実践した愛州の長官王さんは、適量ではなかったらしく松脂で腸が詰まって死んでしまったという実例を紹介し、薬の怖さを教えている。

*1:決して真似しないように。顔之推先生によると死ぬ危険があるようです。