ハート様

西晋南陽王であった司馬保。
この人は愍帝が拉致されると自立して晋王を称するというどこかで聞いたようなことをした人物である。

是歲、(司馬)保病薨、時年二十七。保體質豐偉、嘗自稱重八百斤。喜睡、痿疾、不能御婦人。無子、張春立宗室司馬瞻奉保後。陳安舉兵攻春、春走、瞻降于安、安送詣劉曜、曜殺之。安迎保喪、以天子禮葬于上邽、諡曰元。
(『晋書』宗室伝、南陽王司馬保)

彼は27歳の若さで後継ぎも無く病死した。なんやかやの後、司馬保は天子の礼で葬られたという。
一応は皇帝無き皇統を一時であれ継ごうとしたということなのだろう。


で、『晋書』はここでなかなか凄いことをサラッと暴露している。

司馬保は体重800斤(約180キログラム)と自称し、眠るのが大好きだったという。
しかも、おそらくそんなメタボリックオーラのせいだと思うが、どこぞの課長の如くEDであったという。

EDはわざわざ記録しなくてもいいじゃないか、可哀想に・・・と思った。