元号

元号前漢の時代に始まった制度だというのは有名だが、元号の考え方が前漢後漢ではどうも違うらしい。


前漢では、改元が規則的に行われている。
4年に一度、5年に一度、6年に一度、というように、何年かごとに一度定期的に改元しているようなのだ。
(1年や2年で改元されているのは、皇帝の代替わりによるものである)

それに対し、後漢では光武帝最初の年号である建武が32年続き、明帝の時は永平が18年続いて改元しなかった。


新末後漢初の動乱でそういった制度が失われたためなのか、何か政治的、あるいは思想的な転換が起こったためなのか、よくわからない。