汝南平輿の許氏

許楊字偉君、汝南平輿人也。少好術數。


許曼者、汝南平輿人也。祖父峻、字季山、善卜占之術、多有顯驗、時人方之前世京房。自云少嘗篤病、三年不愈、乃謁太山請命、行遇道士張巨君、授以方術。

(いずれも『後漢書』方術伝)

この汝南平輿の許氏は、『三国志』でおなじみの月旦評の許劭、許靖の許氏と同郷。まず間違いなく同族だろう。

この許氏に「方術」「術数」を好む者が複数出ていることは興味深い。
もしかしたら人物評価は「術」の一部だったりするんだろうか。