月氏王

是時天子問匈奴降者、皆言匈奴月氏王、以其頭為飲器。月氏遁逃而常怨仇匈奴、無與共擊之。(『史記』大宛列伝)

(韓)昌・(張)猛與單于及大臣俱登匈奴諾水東山、刑白馬、單于以徑路刀金留、撓酒、以老上單于所破月氏王頭為飲器者共飲血盟。(『漢書匈奴伝下)

匈奴月氏王を殺し、そのシャレコウベで作った盃は匈奴の秘宝と成った模様。匈奴にとっては雄飛した記念であるから、漢における霊金内府(斬蛇宝剣)のような意味合いがあったのだろう。
シャレコウベで血を飲まされた張猛らにとってはこれなんて罰ゲームという感じだったかもしれないが。