『漢書』成帝紀を読んでみよう:その21

その20(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20180417/1523891119)の続き。




二年春正月、行幸甘泉、郊泰畤。
三月、行幸河東、祠后土。
夏四月、立廣陵孝王子守為王。
冬、行幸長楊宮、從胡客大校獵。宿萯陽宮、賜從官。
三年春正月丙寅、蜀郡岷山崩、雍江三日、江水竭。
二月、封侍中衛尉淳于長為定陵侯。
三月、行幸雍、祠五畤。
四年春正月、行幸甘泉、郊泰畤。
二月、罷司隸校尉官。
三月、行幸河東、祠后土。
甘露降京師、賜長安民牛酒。
(『漢書』巻十、成帝紀

元延2年から4年。





これまで司隸校尉は朝廷における監察官として機能してきたが、この元延4年に廃止されている。



おそらくは、これは朝廷の組織改編の一部なのだろう。



それについては翌年以降でもっと出てくる。