太史公曰

而桓譚新論以為太史公造書、書成示東方朔、朔為平定、因署其下。太史公者、皆朔所加之者也。
(『史記』巻十二、孝武本紀注『索隠』)


前漢末の桓譚『新論』によれば、司馬遷が『史記』を東方朔に見せたところ、東方朔は論評を加えて「太史公」を称して書き込んだのだという。



史記』の巻末にある「太史公曰」は東方朔が作ったものだ、というのである*1

*1:もちろん司馬遷だと言ってる人もいるし司馬談だと言ってる人もいるし、楊綠作であるという説もある。