『キーチVS』10巻が出ていた。
要人誘拐を公開し犯行声明を流すキーチ。
キーチが意識する女性あやにジェラシー感じる甲斐。
そして迫る官憲の捜査の手。
キーチたちの死を覚悟した革命はどこへ向かうのか。
あと、これは買った漫画ではないのだが『総理の椅子』が最終回を迎えた。
当初の印象から良い意味で期待を裏切る作品だったと思う。
この作品自体は荒唐無稽でご都合主義な展開のオンパレード*1だと斬り捨てることは簡単だと思うが、この作品の主人公白鳥のように「中身は無いけれどそれだけに清廉で、危険なまでに正論と人情に訴えかける人物」が政治の場に立った時、自分を含め我々は彼の恐ろしさを見抜けるか、という点は割とマジで考えてみてもいいかもしれない。
現実の方がこの作品に追いついてくる感があるというおっかない話であった。
*1:もっとも、政治家の「自殺」や小渕総理死後にあったと噂されたようなことを取り入れたりしている点は見逃してはいけない。