桓譚の批判

讖出河圖・洛書、但有兆朕而不可知、後人妄加増依託、稱是孔丘、誤之甚也。
(桓譚『新論』見徴)


後漢初めの桓譚が光武帝に対していわゆる緯書の類を批判したのは有名だが、彼はこんなことを言っていたんだな。



河図などの存在と何らかの予兆としての意味は認めつつも、孔子の作だなどというのは後世の仮託である、と断じている。



これは緯書を信じていた人間は怒るわな。