篇と巻

篇、書也。
【注】
書、箸也。箸於簡牘者也。亦謂之篇。古曰篇。漢人亦曰巻。巻者縑帛可捲。
(許慎『説文解字』、段玉裁注)

https://twitter.com/#!/san274239/status/193350149609750528このあたりのツイートで言われていたことについて。


漢書』芸文志では書籍の巻数について「○巻」と表記される場合と「○篇」と表記される場合とが混在している。



その理由について考えてみるに、上記の清人段玉裁がどうも「簡牘=篇」「縑帛=巻」と考えているらしいというあたりがヒントになるのかもしれない。



班固は簡牘に書かれて残っているものを「篇」、絹に書かれて残っているものを「巻」と表記して区別したのかも。