2011-08-09 金鏤玉衣 前漢 漢帝送死皆珠襦玉匣、匣形如鎧甲、連以金鏤。 武帝匣上皆鏤為蛟龍鸞鳳龜龍之象、世謂為蛟龍玉匣。 (『西京雑記』巻一) 私は常々思っていた。 近現代になって漢墓から発掘される王侯の遺体を覆う「玉衣」は、皇帝も同様だったのだろうか、もっとハイレベルな物を使っていたのだろうか、と。 これによれば、漢の皇帝の遺体を覆う玉衣は金の糸で綴じられ、武帝のものなどは龍や鳳の意匠が象嵌されていたという。 そりゃあほとんど残らず盗掘されるわけだ。