金鏤玉衣

漢帝送死皆珠襦玉匣、匣形如鎧甲、連以金鏤。
武帝匣上皆鏤為蛟龍鸞鳳龜龍之象、世謂為蛟龍玉匣。
(『西京雑記』巻一)


私は常々思っていた。
近現代になって漢墓から発掘される王侯の遺体を覆う「玉衣」は、皇帝も同様だったのだろうか、もっとハイレベルな物を使っていたのだろうか、と。


これによれば、漢の皇帝の遺体を覆う玉衣は金の糸で綴じられ、武帝のものなどは龍や鳳の意匠が象嵌されていたという。



そりゃあほとんど残らず盗掘されるわけだ。