五日之御

男子六十閉房何。所以輔衰也、故重性命也。又曰、父子不同椸、爲亂長幼之序也。禮内則曰、妾雖老、未滿五十、必與五日之御。滿五十不御、倶爲助衰也。至七十大衰、食非肉不飽、寝非人不暖、故七十復開房也。
(『白虎通』嫁娶)


『白虎通』によれば、男子は体力が一層衰えてしまうので60歳にして房を閉めてしまうという。
「房」とはつまり「房中術」の「房」である。つまり性的な意味を含む「寝所」というところか。


女性は50歳までは「五日之御」を夫と共にするが、体力の衰えから50歳で引退するのだそうだ。


しかし70歳という老体になると、ろくに暖房器具のない時代のこと、体温で身体を温めるのが一番という理由からまた「房」で寝るようにする、という。



「五日之御」とは要するに五日に一夜、夫と寝所を共にする、まあ一言で言うと「ヤる」ということのようだ。