『前田慶次道中日記』

前田慶次道中日記』(米沢市教育委員会)を手に入れた。

影印本、資料編(解読と現代語訳、解説、エピソード集)が入って2200円のお得ぶり。

これは面白い。前田慶次郎が道中で聞いた話などが載ってるんだが、少ないながらも面白いエピソードがちりばめられている。
(影印本は読めないので資料編の現代語訳が助かる)
喜連川がどうやら元は「狐川」だったらしいこと、巫女の呪文を正してやった話、石田三成の呪いの話など、怪しいながらも初耳の話ばかり。
あと慶次郎が高麗人を召使にしていたりして、『一夢庵風流記』の金悟洞は全く根拠ない創作じゃなかったんだな、と思ったり。