漢代の君2

元帝即位、徴(孔)霸、以師賜爵關内侯、食邑八百戸、號襃成君、給事中、加賜黄金二百斤、第一區、徙名數于長安。霸為人謙退、不好權勢、常稱爵位泰過、何徳以堪之!上欲致霸相位、自御史大夫貢禹卒、及薛廣徳免、輒欲拜霸。霸讓位、自陳至三、上深知其至誠、乃弗用。以是敬之、賞賜甚厚。及霸薨、上素服臨弔者再、至賜東園祕器錢帛、策贈以列侯禮、諡曰烈君
(『漢書』巻八十一、孔光伝)


前漢の丞相孔光の父である孔覇(ご存知孔丘先生の末裔)は、元帝の学問の師匠であった関係で元帝から関内侯の地位と食邑、そして「襃成君」なる号を与えられ、死去した時には「烈君」という諡号も贈られた。



漢代の「君」がますますわからなくなってきた。



ここでは「君」は爵位ではないような爵位のような中間の存在っぽい。関内侯のバージョンアップ版が「君」みたいにも思えない事もないし、そもそも関内侯や列侯とは別のくくりの存在にも思える。



「君」に付随して諡号を与えられているように見えるし、その一方で「君」が次の代に世襲しているかどうか良く分からなかったりもする。





結論。やっぱ分からん。