尚書令鄧馮

尚書南陽鄧馮君侯為右扶風。
(『漢書』巻十九下、百官公卿表下、元始五年)

へえ、王莽時代の元始5年(平帝が死んだ年)に尚書令から右扶風になった鄧馮は南陽の人なのか。



つまり南陽の鄧氏。



「世吏二千石」だという鄧晨や、少年時代に長安詩経を学んだという鄧禹、どちらか(あるいは双方)の近親なのだろうか。



まあこの鄧馮は経歴(王莽が権力を握っていた時代の尚書令)的にかなり王莽寄りの人物だったように思えるが。