管輅伝

管輅傳三卷。管辰撰。
(『隋書』経籍志二、史、雑伝)


あの管輅の伝を作っていた者がいたという。



思うに、あの管輅の恐るべき占術の記録はこの『管輅伝』によって伝えられた部分が多かったのではなかろうか。


正元二年、弟(管)辰謂輅曰「大將軍待君意厚、冀當富貴乎?」
(『三国志』巻二十九、方技伝、管輅)

そして、その撰者の管辰とは管輅の弟であった。






本人のすぐそばで見聞したことを記したということで信憑性があると考えるか、それとも身内が管輅と管氏の称揚のために誇張して書き残したと考えるか。


難しいところだ。