なんやて!?

永寧元年、西南夷撣國王獻樂及幻人、能吐火、自支解、易牛馬頭。明年元會、作之於庭、安帝與羣臣共觀、大奇之。(陳)禪獨離席舉手大言曰「昔齊魯為夾谷之會、齊作侏儒之樂、仲尼誅之。又曰『放鄭聲、遠佞人。』帝王之庭、不宜設夷狄之技。」尚書陳忠劾奏禪曰「古者合歡之樂舞於堂、四夷之樂陳於門、故詩云『以雅以南、韎任朱離』。今撣國越流沙、踰縣度萬里貢獻、非鄭衞之聲、佞人之比、而禪廷訕朝政、請劾禪下獄。」
(『後漢書』列伝第四十一、陳禪伝)


後漢の安帝の時代、西南夷が「幻人」を皇帝に献上した。



幻人は火を吹いたり人体をバラバラにしたり牛と馬の頭を入れ替えたりすることができたそうだ。



陳禪とかいう者が「そんなものは皇帝陛下の朝廷で見るようなものではありません」と言ったが、尚書陳忠という奴は「それくらい昔からあったことです。こんな水差し野郎は投獄しちゃいなさい」と反論したという。





幻人はもう間違いなく火を吹いたり腕が伸びたりするあのインド人の仲間であろう。