曹彰にまつわるエトセトラ

以前からブログで記事にしてきた気がするし、ツイッターでも何度か言ってる気がする事。
大した話ではない。




曹丕の後継者争いのライバルといえばふつうは曹植だけど、実際に曹丕にとって最大最悪のライバルだったのは曹彰だろう。


幾つかの事績から分かるように、曹彰は武力だけの単純●カなどではなく、割と野心家であったと言っていい(曹植に向かい「オヤジは本当はお前を後継ぎにしたかったんだぜ」とか言っちゃう)。



だからこそ、曹丕曹彰を毒殺したという話が実際に残ったのに違いない。

曹彰が全くの安全パイなら「曹植暗殺に失敗しました」だけが残るところだろう。



単に曹植より年上だからと言うだけでなく、自分で動かせる兵と軍事的な才覚を持ち、野心家であるという三点セット。

こんな危険な存在はいない。




曹彰が現在そんな風に認識されていないのは、曹丕の手際が良かったために曹彰が「綺麗なまま」亡くなることとなって良い曹彰でいられたことや、その後の曹植の扱いがクローズアップされて相対的に曹彰が地味な感じになったためじゃないだろうか。