魏武の兵書

『隋書』経籍志によると魏武こと曹操が記した兵書として「續孫子兵法二卷」「兵書接要十卷」「兵書略要九卷」「魏武帝兵法一卷」といったものが伝わっているのか。


注釈だけではなくて『孫子兵法』の二次創作続編も作ったらしい。




以前記事にした曹操自作兵書10余万言というのはそれらのことだろうか。



『魏書』『魏略』の話の通りなら曹操は兵書の単純所持を禁じつつ自作兵書によって自軍を運用しようとしていたそうだが、それらの兵書は長く中原の軍隊で用いられたのか、それともそうでもなかったのか、それはここだけでは分からない。