ひとこと

討呉護軍張翰・揚州刺史周浚成陳相對。
(『三国志』巻四十八、孫晧伝注引干寶『晉紀』)

張翰字季鷹、呉郡呉人也。父儼、呉大鴻臚。翰有清才、善屬文、而縱任不拘、時人號為「江東歩兵」。
(『晋書』巻九十二、張翰伝)

呉が滅ぼされる時の晋の討呉護軍と、呉の大鴻臚張儼の子はいずれも「張翰」といったのか。




普通に考えると別人なのだろうとは思う(年齢も状況も合いそうにない)のだが、『晋書』張翰伝に呉における彼の経歴が書かれていないのは少し気になるところではある。