師古曰「中古以來、説地理者多矣、或解釋經典、或撰述方志、競為新異、妄有穿鑿、安處互會、頗失其真。後之學者、因而祖述、曾不考其謬論、莫能尋其根本。今並不録、蓋無尤焉。」
(『漢書』巻二十八上、地理志上)
『漢書』注釈の大家である顔師古は言った。
「昔から、地理を解説する者は経典解釈や地方志編纂をする際に争って新説を立てようとして、くっだらねえ穿鑿ばかり入り乱れ、真実から遠ざかる一方だった*1。バカジャネーノ?
後世の学者連中はそんな大間違いをちゃんと考証もせずに孫引きして間違いを受け継いでいる。下らないクソ野郎どもだ。
俺、そういうのは注に一切収録しないから。もうこれで間違いは無いだろう」
顔師古先生、また荒ぶっておられる。
注釈で色んな方面に喧嘩を無差別に売りまくる先生はロックすぎる。
*1:穿鑿大好きな私には耳の痛い話である。やめないけどね。