州の従事

元帝時、丞相于定國條州大小、為設吏員、治中・別駕・諸部從事、秩皆百石、同諸郡從事。
(応劭『漢官儀』)

前漢の時代、刺史には専門の属官が特に無かった。

それが後漢末頃によく名前を聞く「治中従事」「別駕従事」などの従事、つまり属官はついたのはいつの頃だったかと言うと、上にあるように元帝の時の丞相于定国の時だったようだ。

彼はおそらく州ごとの大小によって属官の人数などを決めていったのだろう。


中央政府による地方支配のための監察官だった刺史が、地方に定住化して統治者、更には領主的存在になっていく長い歴史の中の最初の1ページとか何とか言えるのかもしれない。

変なこと書いたから知恵熱出た。