ヴェルタースオリジナル

漢の武帝の時代に丞相となった公孫賀は、建元六年(紀元前135年)に太僕となり、太初二年(紀元前103年)に太僕から丞相となった。

その間33年。こんなに長い間同一の九卿を務め続けた人間は漢にはほかにいない。

しかも丞相としても征和二年(紀元前91年)の足掛け13年在任している。
この足掛け13年は漢の丞相の在任期間としては曹操と並ぶ最長記録である。

更に、太僕の後任は実の息子である公孫敬声。
つまり親子で40年以上も太僕の座を占領し続けたのである。


公孫賀はどうやらかなり特別な存在であったらしい。