家重女性説

真偽や学術的な価値はともかくとして、表題にある「家重女性説」は面白かった。
ことに、増上寺の将軍墓の遺骨を調査した学者たちが現代の徳川氏に遠慮して敢えて「家重の遺骨が女性のそれである」ということを隠してわかりにくい表現をしたんじゃないか、というとこ。

何十年、何百年と経過し、時代も違っていても、こういう「配慮」というものは存在する。
まして、その時点でまだみんな生きているようなごく最近までの歴史をまとめた場合、例えば陳寿のようなケースでは、その手の「配慮」はどれだけあったのだろうか。