呂布本事

呂布本事一卷、毛范撰。
(『隋書』巻三十三、経籍志二、史、雑史)

『隋書』経籍志によると、「呂布本事」という書があったそうな。



前後の書などから判断すると、晋頃の人の筆によるものに思われるが、毛范なる人物が何者で、「呂布本事」がどういう書なのかも分からないが。



三国志呂布伝の注としても引用されてないように思われる。『英雄記』あたりと重なる内容だったのだろうか。




何にせよ、あの呂布に絞った内容の書だったのだとすれば、晋代にそういった書が編まれたという事が少々興味深いところだ。