女の子はいくつになっても女の子

下詔曰・・・(中略)・・・朕初即位、其赦天下、賜民爵一級、女子百戸牛酒、酺五日。
【注】
蘇林曰「男賜爵、女子賜牛酒。」師古曰「賜爵者、謂一家之長得之也。女子謂賜爵者之妻也。率百戸共得牛若干頭、酒若干石、無定數也。」
(『漢書』巻四、文帝紀

漢代、「女子」という語は広く女性全体を指していたようだ。


特別に「子どもの年代の女性」とかに限ってはいないのである。



上記引用文によれば「爵を賜る男性の妻」を「女子」と言っているので、特に若い女性などを指すというものではない(少なくとも漢代の行政用語としては)。




現代日本でも「女子トイレ」が「女の子って呼べるような年齢だけが使用可能なトイレ」というわけではないようなものか。