戯言

「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」
と会議室の偉い人たちに啖呵切った現場の一兵卒がいた。

残念ながら、いつの世も「現場」というのは「会議室」に制御され、支配される運命なのである。


例えば「現場」の人魏延は、「会議室」側から「現場」に出向している楊儀と仲が悪かった。
楊儀と対立した魏延は討たれたが、楊儀もまた「会議室」の重鎮蒋琬に敗れて失脚するのであった。


「現場」が主導権を握る事は滅多にないのである。
都知事と同じ苗字の人には悪いが、世の中はそういう風にできているんだろう。