来月発売。
自分はこのあたりからニュータイプ本誌で連載を追うようになった。
通称「裏ミラージュ」の本格的な登場、主人公ばりの活躍をする恵まれすぎな騎士ブラフォード、カッコいい司令官ぶりを見せるスカ閣下など見どころ満載。
また連載時と単行本で何十ページも削除・変更が入っていることでも有名で、リブートはおそらく連載時準拠になると思われるので連載時のページが復活するだろう。これは楽しみだ。
また個人的な意見になるがこのアトロポス編の頃はこの作品と作者永野護氏にとって転機になったんじゃないかと思う。
何故かというと、このアトロポス編の頃に「バーチャファイター2」がゲームセンターに登場し、作者永野氏を虜にした*1のである。
連載中、一時掲載ページが急に激減するなど変調をきたしたのだが、バーチャにはまりすぎて落としたんじゃないかと私は疑ってる。
また元より3Dによる表現、CGなどに興味を持っていたらしい作者は、このバーチャによって自分の漫画がゲームに追いつかれるのではないかという危機感を持ったのかもしれない。
もう一つ、この時期は「新世紀エヴァンゲリオン」が放映された時期とも重なる。
私は作者永野氏がエヴァについて直接言及したのを見たことはないのだが、「ロボットに見えるが実は生命体」というエヴァンゲリオンのコンセプトは、永野氏のモーターヘッドのコンセプトに重なる部分が多いのではないかと思う。
永野氏はエヴァの大成功を見て色々な意味で衝撃を受け、それがアトロポス編後のその後の怒涛の新設定・新デザイン・新展開を考える契機になったんじゃないか、なんて考えてみたり*2。
妙にアツく語ってしまった。
とにかく買う。
後藤羽矢子先生の『パヤパヤNOTE』1巻。
明日発売。
今まで「月刊ヤングキング」という比較的マイナーな雑誌に掲載されており、コンビニで立ち読みできない漫画喫茶とかでもあまり置いていないためめったに読めないでいたので、単行本化はうれしい限り。