メモ2

【3月12日】

朝、職場。
その後、避難所運営のため現地へ。24時間の任務だ。

現地は小学校の体育館。300人以上が避難している。
車内生活者や自宅にいる人も合わせれば、そこの近辺だけでも何百人という人が被災している。

非常用食料も数に限りがある。
非常用の水(ペットボトル)は既に配り終わりなくなった。

だがここは内陸地でまだいい方だ。
沿岸部は避難所どころの話ではない。

本部との連絡はなかなか取れない。
無線電話があっても、結局何十か所もある避難所からひっきりなしに連絡がくるのだろう。
やがて無線電話のバッテリーも怪しくなってきた。

それでも、近くの集会所で水を汲めるという情報が入ったり、ボトル式の水サーバーの会社が水とサーバー一式を提供してくれたり、わずかながら物資が送られてきたり、とにかくなんとかやりくりして避難所の夜がふける。