ひとこと

昔から思っているし、このブログでもかつて書いてるかもしれないが、蜀漢の閻宇の「右大将軍」は「右将軍」の強化版だろうなあ。




「大将軍」を左右に分割したもの、ではないと思う。



閻宇が「大将軍」を左右に分けた「右大将軍」になっていたとするなら、当時の大将軍姜維の権限分割が既にかなり進んでいたことになり、「右大將軍閻宇與(黄)皓協比、而皓陰欲廢維樹宇」(『三国志姜維伝)という話と微妙に齟齬が出てきてしまう。

大将軍分割まで来たら、もう密かに陰謀を巡らす段階ではないだろう。