曹操危機一髪

從討袁紹於官渡。時常從士徐他等謀為逆、以(許)褚常侍左右、憚之不敢發。伺褚休下日、他等懷刀入。褚至下舍心動、即還侍。他等不知、入帳見褚、大驚愕。他色變、褚覺之、即撃殺他等。太祖益親信之、出入同行、不離左右。
(『三国志』巻十八、許褚伝)


官渡の頃、曹操に近侍していた徐他なる者らが曹操暗殺を計画していた、という。



其將楊醜、殺(張)楊以應太祖。楊將眭固殺醜、將其衆、欲北合袁紹
(『三国志』巻八、張楊伝)


これ、一歩間違えたら配下に殺された張楊のような事になっていたのでは・・・。





近臣の中からも離反者を出していた、ということだ。それだけこの時点での曹操が劣勢で、袁紹さんサイドによる離間策も激しかった、というところか。