ひとこと

色々考えていくと、王朝交代についてスタンダードと言える手順などが確立していたわけでもない後漢末において、殷周革命をトレースして放伐後漢皇帝をぶっ●ろす)も視野に入れながら、太古の理想と王莽のプロトタイプしかなかった禅譲を改良して王朝交代の道筋を「開発」した曹操と臣下たち(完遂した曹丕も)は素直に大した功績だと思う。



後世の王朝交代では曹操が確立した禅譲メソッドのおかげで(それほどは)血を流さずに済むようになったし、比較的カジュアルに行えるようになったことで軍事力などのリソースを外部に向けやすくなった、と言えるのではなかろうか。




曹操は「中世簒奪の父」と称えていいと思う。