左右京輔都尉

中尉、秦官、掌徼循京師。有両丞・候・司馬・千人。武帝太初元年更名執金吾。屬官有中壘・寺互・武庫・都船四令丞。都船・武庫有三丞、中壘両尉。又式道左右中候・候丞及左右京輔都尉・尉丞兵卒皆屬焉。初、寺互屬少府、中屬主爵、後屬中尉。
(『漢書』巻十九上、百官公卿表上、中尉)


へえ、前漢の左輔都尉・右輔都尉・京輔都尉は執金吾(中尉)に所属していたのか。



執金吾が守る「京師」というのは範囲が広く、首都圏全体に及んだという事になる。




ちなみに左輔都尉・右輔都尉・京輔都尉は後漢では廃止されたようだ。まあ普通の郡の都尉も廃止されたからね。