宣帝の外戚王氏

邛成
王奉光、家在房陵。以女立為宣帝皇后、故封千五百戸。言奉光初生時、夜見光其上、傳聞者以為當貴云。後果以女故為侯。
(『史記』巻二十、建元以来侯者年表、邛成侯王奉光)


王奉光は漢の宣帝の友人で、娘が皇后になった事から列侯にしてもらえた。



彼は生まれる時に光が照らされたという話があり、それが高貴になるという徴だったのだという。


思うに「奉光」という名は誕生時のライトアップに由来したのだろう。


孝宣王皇后。其先高祖時有功賜爵關内侯、自沛徙長陵、傳爵至后父奉光。奉光少時好鬬雞、宣帝在民間數與奉光會、相識。奉光有女年十餘歳、毎當適人、所當適輒死、故久不行。及宣帝即位、召入後宮、稍進為倢伃。
(『漢書』巻九十七上、外戚伝上、孝宣王皇后)


なお『漢書外戚伝によれば王奉光は「房陵」ではなく「長陵」の人である上、列侯の一つ下の関内侯になっていたとされている。