魏の音楽

弟子河南邵登・張泰・桑馥、各至太樂丞、下邳陳頏司律中郎將。自左延年等雖妙於音、咸善鄭聲、其好古存正莫及(杜)夔。
(『三国志』巻二十九、方技伝、杜夔)

曹操から曹丕にかけての頃の音楽家杜夔やその弟子たち。



彼らは「鄭の音楽」を得意としていた。その中でも杜夔は古代の音楽を好み正しい演奏を保存しようとしていた、とのことだ。





顔淵問為邦。子曰、行夏之時、乗殷之輅、服周之冕、樂則韶舞。放鄭聲、遠佞人。鄭聲淫、佞人殆。
(『論語』衛霊公第十五)

孔子こと孔丘先生は国を治める事について問われてこう言ったという。「鄭の音楽を捨てよ」と。