2020-06-16 富民と平干 前漢 而封丞相車千秋為富民侯、以明休息、思富養民也。 (『漢書』巻九十六下、西域伝下) 漢の武帝はその晩年に車千秋(田千秋)を大抜擢して丞相とし、その時に「富民侯」に封建した。 これは民を休息させ富ませる、という武帝の意思の表明なのだという。 もしかすると、大体同時期に封建された王「平干王」も同じように「干(盾)を平らに置いて戦を止める」といった武帝の意志の表明なのかもしれないなあ。 もちろん全然違うかもしれないけれど。