『後漢書』孝霊帝紀を読んでみよう:その25

その24(https://t-s.hatenablog.com/entry/2019/04/17/000100)の続き。





五年春正月、休屠各胡寇西河、殺郡守邢紀。
丁酉、大赦天下。
二月、有星孛于紫宮。
黄巾餘賊郭太等起於西河白波谷、寇太原・河東。
三月、休屠各胡攻殺并州刺史張懿、遂與南匈奴左部胡合、殺其單于。
夏四月、汝南葛陂黄巾攻沒郡縣。
太尉曹嵩罷。
五月、永樂少府樊陵為太尉。
六月丙寅、大風。
太尉樊陵罷。
益州黄巾馬相攻殺刺史郗儉、自稱天子、又寇巴郡、殺郡守趙部。益州從事賈龍撃相、斬之。
郡國七大水。
(『後漢書』紀第八、孝霊帝紀)

中平5年(前半)。



白波賊、登場。河東郡方面に陣取った割と強い勢力である。



益州の反乱者馬相を倒した賈龍は、後に益州牧劉焉と対立し、最終的には背いて殺された。



もう既に『三国志』の時代と重なりつつあるので、見知った名前がどんどん出てくる。