その２２（http://d.hatena.ne.jp/T_S/20171226/1514214522）の続き。
三年春、作角抵戲、三百里内皆觀。
夏、朝鮮斬其王右渠降、以其地為樂浪・臨屯・玄菟・真番郡。
樓船將軍楊僕坐失亡多免為庶民、左將軍荀彘坐爭功棄市。
秋七月、膠西王端薨。
武都氐人反、分徙酒泉郡。
四年冬十月、行幸雍、祠五畤。通回中道、遂北出蕭關、歴獨鹿・鳴澤、自代而還、幸河東。
春三月、祠后土。詔曰「朕躬祭后土地祇、見光集于靈壇、一夜三燭。幸中都宮、殿上見光。其赦汾陰・夏陽・中都死罪以下、賜三縣及楊氏皆無出今年租賦。」
夏、大旱、民多暍死。
秋、以匈奴弱、可遂臣服、乃遣使説之。單于使來、死京師。匈奴寇邊、遣拔胡將軍郭昌屯朔方。
（『漢書』巻六、武帝紀）
元封３年、４年。
左將軍已并両軍、即急撃朝鮮。朝鮮相路人・相韓陶・尼谿相參・將軍王唊相與謀曰「始欲降樓船、樓船今執、獨左將軍并將、戰益急、恐不能與、王又不肯降。」陶・唊路人皆亡降漢。路人道死。
元封三年夏、尼谿相參乃使人殺朝鮮王右渠來降。王險城未下、故右渠之大臣成已又反、復攻吏。左將軍使右渠子長・降相路人子最告諭其民、誅成已。
故遂定朝鮮為真番・臨屯・樂浪・玄菟四郡。
封參為澅清侯、陶為秋苴侯、唊為平州侯、長為幾侯。最以父死頗有功、為沮陽侯。
左將軍徴至、坐爭功相嫉乖計、棄市。樓船將軍亦坐兵至列口當待左將軍、擅先縱、失亡多、當誅、贖為庶人。
（『漢書』巻九十五、西南夷両粵朝鮮伝、朝鮮）
左将軍荀彘はもう一人の将軍楊僕を捕えてその兵も我がものとして勝利したが、結局は処刑された。
何にせよ、これで漢は衛氏朝鮮も征服し、楽浪などの４郡を置いた。
