平原侯はどうなんですかね・・・

昨日の話(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20170723/1500736807)をもう少し考えてみると、魏の文帝曹丕は後の明帝曹叡こと烈祖様が後継者候補とされている中で東海王霖を寵愛し、「ところで平原侯(烈祖様)をどう思う?」と衛臻に尋ねた。



この流れで行くと曹丕は衛臻が「平原侯はアカンですね」と言ってくれることを期待していた可能性が高い。




その衛臻は以前には曹植支持者に対して大義を唱えて仲間入りを拒絶したという。つまりある種「お堅い」人物であったわけだ。





曹丕はそんな人物に「平原侯アカン」発言を期待したということになる。



ということは、それだけ当時の平原侯こと烈祖様は周囲から相当アカンと思われていて、「衛臻のような大義を唱えるお堅い人物こそ彼を支持しないだろう」と考えられていたのだ、ということにならないか?



つまり何か相当に評判に傷が付いていたのでは?*1

*1:後に「始皇帝漢の武帝みたい」とそんなに肯定的評価をされていないのでは、というのもその表れか?