犬仙人・鶏仙人

儒書言、淮南王學道、招會天下有道之人。傾一國之尊、下道術之士、是以道術之士並會淮南、奇方異術莫不爭出。王遂得道、舉家升天。畜産皆仙、犬吠於天上、雞鳴於雲中。此言仙藥有餘、犬雞食之、并隨王而升天也。好道學仙之人、皆謂之然。此虚言也。
(『論衡』道虚篇)

おなじみ『論衡』が語るところでは、「前漢の淮南王劉安は道士を集め、天に登れる合法ドラッグ(意味深)を大量に作り、劉安だけではなく一家総出で仙人になって天に登った。犬や鶏にも与えたので、犬や鶏が天上で鳴いていた」という伝説が当時あったらしい*1




仙人になって天に登ったという時点で荒唐無稽ではあるが、犬や鶏まで仙人(?)になったというのは夢がある・・・かもしれない。




*1:引用の最後にあるように王充はそれを否定している。