烈祖とは

伊尹乃明言烈祖之成徳以訓于王。
【傳】湯有功烈之祖、故稱焉。
【疏】傳湯有至稱焉。正義曰、湯有功烈之祖、毛詩傳文也。烈訓業也。湯有定天下之功業為商家一代之大祖、故以烈祖稱焉。
(『尚書』商書、伊訓第四)

「烈祖」というのは殷の湯王のことを伊尹が言及したものだったのか。




つまりきっと魏の烈祖様(曹叡様)の「烈祖」が踏まえているのは殷王朝の初代である湯王なのだろう。




王朝の創業者たちはかつての創業者たちを色々と踏まえたりなぞらえたり重ね合わせたりするものだが、かの有名な曹操の発言などで周王朝を意識している印象の強い曹操曹丕に対して烈祖様はその前の王朝である殷というのはなかなか面白いところである。






もちろんそこまで考えてなかった可能性が高いと思うけど。