2016-01-01 安世殿 晋 三国 魏世起安世殿、晉武帝後居之。安世、武帝字也。 (『宋書』巻三十一、五行志二、言之不従) 三国魏の時代、「安世殿」という宮殿が作られたが、その宮殿はのちに晋武帝司馬炎の居場所となった。 司馬炎の字は「安世」であるので、これは一種の予兆として扱われたようだ。 もっとも、司馬炎がその字を使い始めた時期によっては、最初から宮殿名と一致させようという「後付け」が行われた可能性も否定できないかもしれない。