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大宛西去洛陽萬三千三百五十里、南至大月氏、北接康居、大小七十餘城。
土宜稻麥、有蒲陶酒、多善馬、馬汗血。其人皆深目多鬚。
其俗娶婦先以金同心指鐶為娉。又以三婢試之、不男者絶婚。
姦淫有子、皆卑其母。與人馬乘不調墜死者、馬主出斂具。善市賈、争分銖之利、得中國金銀、輒為器物、不用為幣也。
(『晋書』巻九十七、四夷伝、西戎、大宛国)

漢の武帝の時に「汗血馬」をめぐって漢に攻撃されたことで有名な西域の大宛国は、結婚の際にまず金の指輪を贈るという風習があったそうな。



そして結婚の前に婢女で「試し」てみて、もしそこで「男」になれなかった場合は婚約解消する、のだという。





婚約指輪まではまるで西洋の風習だが、あっちの方(意味深)も試してみてから結婚するというのも西洋の風習にあったのだろうか。