曹芳不支持宣言

以前紹介したことがある(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20150123/1421941492)「曹芳が司馬師司馬昭を排除しようとしたら道化たちが謎の警告を発したために取りやめとなり、司馬氏は難を逃れた」という
話なのだが、これってもしかしたら、この記事(http://d.hatena.ne.jp/T_S/20150707/1436197216)と結びつくことなのかもしれない。





どういうことかというと、普段近臣などの顔面に向けてパチンコを発射する、焼き土下座を強要するなどのバイオレンス大好き皇帝であったとされる曹芳に対し、近臣の一部でありきっとバイオレンスの餌食になったこともあったんじゃないかと思われる道化たちが反旗を翻したということを示している話なのではないか、ということだ。



曹芳はそのことに思い当り、司馬師と近臣と内外両方に敵を抱える状況になってしまっていたことに今更気づいて恐れをなした・・・、と。





言い換えれば、道化たちは「焼き土下座とかやらせる皇帝には従いたくない。そういうことをしない皇帝がいい」と意思表示をしたようなものであり、曹芳は司馬師のような大臣ばかりではなく宮中の小臣たちからも支持を失っていたということになる。