かわはぎ

帝嘗與(王)濟奕棊、而孫晧在側、謂晧曰「何以好剝人面皮?」晧曰「見無禮於君者則剝之。」濟時伸腳局下、而晧譏焉。
(『晋書』巻四十二、王済伝)

晋の武帝司馬炎は降伏した呉の孫皓に対し「なんで人の顔の皮を剥いだりしてたの?」と訊いたという。



孫皓はそれに「主君に対して無礼な者の皮を剥いでおりました」と答えた。




これは孫皓の主君司馬炎に対して足を崩していた王済に対する皮肉だったというが、孫皓は呉の皇帝時代に人の皮を剥いでいた、なんていう恐ろしい話が当時から伝わっていたということになる。






昨日記事にした「焼けた鋸で頭を斬る」といい、拷問だか刑罰だかわからないがやっぱ孫皓って相当エグイことをしていたことになるなあ。



肉体的に痛いことばかりではなく、「臣下同士で悪口合戦をさせて観戦する」みたいなのもかなりエグイしなあ・・・。