昼寝(意味深)

曹瞞傳曰・・・(中略)・・・又有幸姫常從晝寢、枕之臥、告之曰「須臾覺我。」姫見太祖臥安、未即寤、及自覺、棒殺之。
(『三国志』巻一、武帝紀注引『曹瞞伝』)

曹操は寵愛する側室と昼に寝たことがあった。


そこで彼女を枕にして横臥し、「少しだけしたら起こしてくれ」と命じて眠ってしまった。



その側室は曹操が熟睡しているのを見ると起こす気になれず、すぐに起こさなかった。



その後自分で目覚めた曹操は、自分の命令を破った側室を打擲して殺してしまった。





この話自体はどこまで信頼して良いのかという代物だとは思うが、気になるのはやはり「昼間っから寵愛する側室と寝ていた」と書かれていることだろう。



うん、まあ・・・これって・・・そういうことだよねえ・・・?



そりゃあ一仕事(意味深)終えたら眠くなりますわ。




宰予晝寢。子曰、朽木不可雕也。糞土之牆不可杇也。於予與何誅。子曰、始吾於人也、聽其言而信其行、今吾於人也、聽其言而觀其行、於予與改是。
(『論語』公冶長第五)

あと一応付け加えておくと、『論語』で孔子こと孔丘先生は「昼寝」していた弟子の宰予のことをそれだけでもう最大級に罵倒しており、どうやら古代の儒者的には「昼寝」それ自体がかなりよろしくない行為として認識されたらしい。



曹操の記事も、孔丘先生なら面罵するような事をしている、という印象を当時の人なら持つものだったのだと思う。