他国と婚姻

后外親劉斐與他國為婚、后聞之、敕曰「諸親戚嫁娶、自當與郷里門戸匹敵者、不得因勢彊與他方人婚也。」
(『三国志』巻五、文徳郭皇后伝)

三国時代魏の文徳郭皇后、文帝の郭皇后である。




彼女の母方の親戚の劉斐は「他国」と婚姻関係を結んでいたという。





どうもはっきりはしないが、「他国」ということは蜀か呉の人間との婚姻関係ということだろうか。




郭氏は趙の人間で、戦乱以前は太守になるだけの家柄ではあったとされる。


その親戚劉斐も、高級官僚の端くれ位ではあったのだろう。



その赴任先あたりで後に蜀か呉の構成員になる人物と婚姻関係を結んだ、というところだろうか。




そいつは不可抗力だと思うのだが、郭皇后は「結婚するなら家柄の釣り合うご近所さんにしなさい」と命じたそうだ。



幼馴染萌えかよ・・・とか言う以前に、自分はどうなんだよ?って思わないでもない。