曲陽侯王根迎方士西門君惠、從其學養生却老之術。君惠曰「龜稱三千歳、鶴言千歳。以人之材、何乃不及蟲鳥耶?」余應曰「誰當久與龜鶴同居而知其年歳耳?」
(桓譚『新論』正経篇)
前漢末の方士西門君恵*1は外戚の王根の元で長寿を得る方法を教えていたという。
彼は「亀は三千歳、鶴は千歳まで生きる。人間の持つ無限の可能性をもってすれば、亀や鳥に寿命が及ばないなんてことがあろうか?いやない」と言っていた。
そこで反論したのが桓譚さん。彼はこう言ったという。
「誰が亀や鶴が本当にそんなに生きるというのを確認したんだ?」
うーん、イッツ揚げ足取り。
*1:彼は「劉秀が皇帝になるわ」という予言をした人物として有名。