ちょっとしたこと

山陽公載記曰、王聞王必死、盛怒、召漢百官詣鄴、令救火者左、不救火者右。衆人以為救火者必無罪、皆附左。王以為「不救火者非助亂、救火乃實賊也」皆殺之。
(『三国志』巻一、武帝紀注引『山陽公載記』)


魏王曹操が吉本らの反乱で股肱の臣王必を失った際の話。


曹操漢王朝のある許県で起こった反乱について、漢の大臣たちを自分の領土である魏国の都である鄴へ召し出してから消火活動に従事したかどうかを聞いてきたという。



これは京都で起こった逆クーデターに対して幕府のある鎌倉まで公家を呼びつけて処刑したようなものだと考えてみたら、割ととんでもないことだったんじゃなかろうかと思った。




もちろん、『山陽公載記』の記事の信憑性は大いに問題だが。