人魚

九月、葬始皇酈山。始皇初即位、穿治酈山、及并天下、天下徒送詣七十餘萬人、穿三泉、下銅而致椁、宮觀百官奇器珍怪徙臧滿之。令匠作機弩矢、有所穿近者輒射之。以水銀為百川江河大海、機相灌輸、上具天文、下具地理。以人魚膏為燭、度不滅者久之。
【注】
集解、徐廣曰「人魚似鮎、四腳。」
正義、廣志云「■*1魚聲如小兒啼、有四足、形如鱧、可以治牛、出伊水。」異物志云「人魚似人形、長尺餘。不堪食。皮利於鮫魚、鋸材木入。項上有小穿、氣從中出。秦始皇冢中以人魚膏為燭、即此魚也。出東海中、今台州有之。」按、今帝王用漆燈冢中、則火不滅。
(『史記』巻六秦始皇本紀)


始皇帝の墓の燭台には「人魚」の油が使われたそうだ。

「人魚」の油は火が消えないのだという。


人魚の不死伝説と関係あるんだろうか。



ここで言われている「人魚」は四本の足があるとか子供のような声で鳴くとか色々と言われていて謎の生き物っぽい。
クジラか何かのようにも思えるが・・・。



*1:〔魚〕と〔兒〕。